車のタイヤについて交換時期や交換方法などの説明

ホワイトカーボン(湿式シリカ)

タイヤタイヤは黒いのにホワイト(白)?

カーボンとは炭素で、炭は黒いのにホワイト?

などの疑問をお持ちの方もいると思います。

タイヤの成分として使用されるホワイトカーボン(湿式シリカ)とはどのようなものなのでしょうか?

下記にタイヤに使用される成分のホワイトカーボンについて説明させていただきます。

ホワイトカーボンの呼ばれる訳

ホワイトカーボンとは、名前にカーボンと付いていますが、白い炭素では無く、白色のケイ素の酸化物で、ゴムの補強剤として使われています。

このホワイトカーボンとは、カー ボンブラックに対しての呼称であって、カーボンブラックに次いで補強性がある為、ホワイトカーボンと呼ばれています。

ホワイトカーボンとは

ホワイトカーボンとはケイ素の酸化物の微分末で、製造方法によって湿式シリカ(含水ケイ酸)と乾式シリカ(無水ケイ酸)に大別されます。

製造方法によって分けられる2つのホワイトカーボンですが、もっとも広くゴムに使用されている ホワイトカーボンは、湿式シリカ(含水ケイ酸)の方となります。

また、白色の為、ゴム製品のカラー化が必要な場合などにも使用されます。

乾式シリカ

乾式シリカ(無水ケイ酸)は、ホワイトカーボンの中では強い補強力を持っていますが、加工性が悪くコストが高いため、主にシリコーンゴムの補強剤としての使用などに限定されています。

湿式シリカ

湿式シリカ(二酸化ケイ素、ケイ酸)も、ホワイトカーボン(シリカ)の中では強い補強力を持っていますが、ゴムの補強性充填剤として使用されます。

ホワイトカーボン(シリカ)が使われる理由

ホワイトカーボン(シリカ)には、転がり抵抗を小さくする性質もあります。

転がり抵抗が低くなるということは、低燃費になるということです。

ですが、通常は転がり抵抗を低くしようとすると、グリップ力が失われてしまいます。

しかし、ホワイトカーボンはブラックカーボンに比べて、低温時にタイヤが硬くなり難いという性質があり、雨の日の走行にも有効です。

また、これにより路面の密着効果を高めることができ、制動距離を短くすることも出来ます。

つまり、転がり抵抗を小さくする性質を持ちながら、制動距離を短く出来るということです。

これらの性質から、ホワイトカーボンは雨の日の制動性能を落とさず、低燃費となる為、ホワイトカーボンを成分に配合したタイヤが増えてきました。

また、ホワイトカーボンをタイヤの成分に配合することにより、摩擦係数のピーク値を高くすることができます。

自動車にはABSという機能があり、このABSというタイヤをロックしないようにする機能は摩擦係数のピーク値が高いほど、制動距離が短くなります。

環境問題に関心の高いヨーロッパなどでは、乗用車の70%~80%がホワイトカーボンが配合されたタイヤが使用されているようです。

また、日本でもホワイトカーボンが配合されたタイヤの需要は、高級乗用車用やスタッドレスタイヤを中心に急増しています。

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