タイヤローテーション
自動車のタイヤは走行(走る・止まる・曲がる)を繰り返す事で磨耗していきます。
磨耗するという事はタイヤが役割を果たしているという事ですが、磨耗(タイヤの減り方)の仕方というのは、装着している位置によって変わってきます。
そこでタイヤの装着位置を変える事により磨耗を均一化して、長持ちさせようというのがタイヤのローテーションです。
また、FF車はフロントにエンジンがあり、フロントタイヤで駆動し曲がる為、リアタイヤの2倍、またはそれ以上に磨耗が起こりますのでFF車の場合はタイヤローテーションが特に有効です。
通常タイヤのローテーションは5千km~1万kmごとぐらいに行うのが適当なようです。
ローテーション出来ないタイヤ
前後のタイヤの大きさや太さが違うタイヤはローテーション出来ません。また、非対称のパターンのタイヤ、回転方向が決められているタイヤ(方向性パターンのタイヤ)、左右が決められているタイヤは、ローテーションの組合せが限られますので注意が必要で、回転方向が決められているタイヤ(方向性パターンのタイヤ)の場合は、前後のローテーションしか行う事が出来ません。
ローテーション方法
タイヤローテーションを自分で行う場合は、外す前にテープなどにあった場所を「前輪・右」などと書いておくと、間違わずに済みます。
また、タイヤローテーションの場合は、2輪を同時に上げる事が出来た方が効率良く早く出来るのでジャッキを2つ用意した方が良いでしょう。
※下記のタイヤローテーションの方法は一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMAに掲載されている方法です。
FF車のローテーション
前輪を両方とも後ろに、左の後輪を右の前輪に、右の後輪を左の前輪に変更します。
FR車・4WD車のローテーション
後輪を前輪へ、右の前輪を左の後輪へ、左の前輪を右の後輪に変更します。
タイヤのローテーションの価格
ガソリンスタンドやタイヤ専門ショップ、カーディーラーなどに頼めば、30分程度で2,000円~3,000円ぐらいでやってもらえると思います。
スタッドレスタイヤを使用される方は、それを利用してタイヤローテーションを行えば、節約する事も出来ます。
また、お金がかかってしまいますが、タイヤのローテーションをお店に頼んだ時にホイールバランスの調整や窒素ガスを充填してもらえば、タイヤの寿命を延ばす事が出来ます。

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